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NY外国為替後半=114円台を堅持

2021年10月19日(火)04時40分

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日本時間午前4時38分現在での主要通貨は以下の通り。
           直近値 前日のNY17時比 高値 / 安値
ドル・円  114.29 + 0.07 (+ 0.06%) 114.45 / 114.02
ユーロ・ドル 1.1611 + 0.0010 (+ 0.09%) 1.1622 / 1.1572
ポンド・ドル 1.3731 - 0.0020 (- 0.15%) 1.3766 / 1.3709
ドル・スイス 0.9231 + 0.0002 (+ 0.02%) 0.9273 / 0.9223
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 日本時間午前4時38分現在のドル円は1ドル=114.29円。NY時間の終盤に
入ってドル円は114円台前半での推移が続いている。きょうのNY為替市場でドル円
は上げが一服しているものの下げる気配もなく、114円台を堅持している。大きな心
理的節目である115円を目指す動きは続いているようだ。ただ、9月22日からドル
円は買いが強まっているが、その水準からすでに500ポイント上昇しており、高値警
戒感も出ている模様。
 世界的なインフレ上昇で、FRBや英中銀といった主要国の金融政策はすでに刺激策
解除の方向に舵を切り始めている。一方、日本の物価はいまだデフレぎりぎりの水準に
あり、今週発表される9月の全国消費者物価指数(CPI)は総合で前年比0.2%上
昇予想に留まっている。生鮮・エネルギーを除いたコアコア指数に至ってはマイナス
0.4%が見込まれている状況。この状況下で日銀が刺激策解除に動くとは到底想定で
きない状況。米英との金融政策の格差が円を売りやすくしているようだ。
 この日発表の9月の米鉱工業生産は予想外のマイナスとなっていた。生産を阻むサプ
ライチェーン問題と労働力不足が悪化しており、加えてエネルギー価格上昇が今後数カ
月に渡って米製造業に新たな制約を加える可能性があるとの指摘が出ている。基本的に
は米製造業の回復は続いているが、そのペースは鈍化している。特に主力の自動車産業
が不安定で、年末にかけて苦戦を強いられるとの声も聞かれる。
 ユーロドルは1.16ドル台で推移。ロンドン時間には1.1575ドル近辺まで下
落していたものの、1.15ドル台では押し目買い意欲も出るようで、1.16ドル台
に戻している。ただ一方で、積極的にリバウンドを試す動きもまだ見られず、上値には
慎重。21日線が1.1625ドル付近に来ているが、この水準を突破して来るか注目
される。
 FRBや英中銀と比較してECBは刺激策解除に慎重とみられており、利上げ開始も
遅くなると見られている。その見方がユーロの上値に慎重な最大の要因の1つとも言え
る。来週28日にECB理事会が開催されるが、今回は据え置きとの見方が有力視され
ている。ただ、エネルギー価格上昇と供給問題が続く中で、経済見通しは更新してくる
可能性はあると見られているようだ。12月の理事会で大きな決定が行われると見込ま
れているが、今回の理事会で何らかのヒントを示すか注目している。更に市場は、EC
Bがインフレ上昇は一時的との見解を維持するかどうかにも関心を寄せている。ただ、
その点については、これまでのスタンスを維持してくるものと見ているようだ。
 ポンドドルは上げが一服しており、緩やかな戻り売りに押された。しかし、下押す動
きまではなく、1.37ドル台を維持している。1.38ドル台に100日線と200
日線が来ているが、その水準を試に行くか注目される。
 市場では先日のベイリー英中銀総裁の発言を受けて利上げ期待を高めている。短期金
融市場では、年内に政策金利を0.5%までの引き上げを織り込む動きが出ている。今
年の金融政策委員会(MPC)はあと11月4日と12月16日の2回開催されるが、
11月に0.15%、12月に0.25%の連続利上げで0.50%まで引き上げる可
能性も見ているようだ。
MINKABU PRESS