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NY外国為替後半=128円割れを試す動きも

2022年05月19日(木)04時19分

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日本時間午前4時18分現在での主要通貨は以下の通り。
           直近値 前日のNY17時比 高値 / 安値
ドル・円  128.16 - 1.22 (- 0.94%) 129.54 / 128.01
ユーロ・ドル 1.0471 - 0.0079 (- 0.75%) 1.0564 / 1.0471
ポンド・ドル 1.2348 - 0.0145 (- 1.16%) 1.2501 / 1.2343
ドル・スイス 0.9878 - 0.0057 (- 0.57%) 0.9985 / 0.9861
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 日本時間午前4時18分現在のドル円は1ドル=128.16円。NY時間の終盤に
入ってドル円は下値模索が続く中で、128円割れを試す動きも見られている。きょう
の市場はリスク回避の雰囲気を強める中、ドル円は戻り売りが強まった。円相場は株に
らみの展開が見られているが、本日のダウ平均は1100ドル超急落しており、円相場
もリスク回避の円高が強まっている。ドル円は本日の下げで21日線を下放れる動きが
見られ、明日以降の動きが警戒される。目先は先週安値127.50円付近が意識され
る状況。
 市場の反応は鈍かったものの、前日のパウエルFRB議長の講演はこれまで以上にタ
カ派な印象ではあった。当面はFRBの大幅利上げが続くとの見方に変化はない。た
だ、現在の市場は利上げ自体の行方以上に、それに伴う景気への影響を警戒している。
景気後退やスタグフレーションといった言葉は飛び交う中で、ドル円は次第に上値を重
くしているようだ。FRBはインフレ抑制のためにどこまで踏み込むのか。それがはっ
きりするまで不安定な状態が続くとの指摘も出ている。
 一方、日本のインフレは欧米などの主要国と比較すれば、明らかに抑制されている。
足元の経済指標からすれば、日銀は引き締めを急ぐ必要はなく、世界経済がさらに不透
明になれば、日銀の引き締めへの期待はさらに後退する可能性もある。ただし、その場
合のシナリオは円高の可能性も留意される。
 ユーロドルは戻り売りが強まり、1.05ドルを再び割り込んでいる。ユーロドルは
前日の買い戻しで一気に節目の1.05ドルを回復し、本日は1.0560ドル付近ま
で上昇していた。本日の21日線が1.0575ドル付近に来ており、その水準を試す
かにも思われたが、本日のリスク回避の雰囲気に失速した格好。
 市場からは、ユーロドルの戻りは限定的との見方も出ている。市場がECBの利上げ
見通しを過度に織り込んでいることが背景にあるという。市場は現在、7月に利上げを
開始し、年内に1.00%の利上げを実施し、マイナス0.50%の中銀預金金利をプ
ラス0.50%まで引き上げる見通しを織り込んでいる。
 また、市場はECBの引き締めを過度に織り込む一方で、FRBについてはそうでは
ないと指摘している。米国とユーロ圏の成長格差が夏にかけてより明確になり、エネル
ギーを巡るEUとロシアの対立により、その傾向はさらに強まると指摘。ユーロドルの
戻りは1.0650ドル−1.0700ドル付近で勢いを失うと見ているという。
 ポンドドルも戻り売りが強まり、1.23ドル台に戻している。本日の21日線は
1.2510ドル付近に来ているが、到達することなく失速している格好。1.23ド
ル台半ばまで下げ幅を拡大しているが、前日までの3日間の上げのフィボナッチ半値戻
しが1.2325ドル付近に来ており、目先の下値メドとして意識される。
 この日は4月の英消費者物価指数(CPI)が発表になり、総合指数は前年比9.
0%と1982年以来、約40年ぶりの高水準となった。既に苦しい家計に圧力がか
かったとのことで、発表後のポンドの反応は売りだった。エコノミストからは「英イン
フレは完全に制御不能であり、インフレ高騰が可処分所得に悪影響を及ぼしていること
は間違いない」とのコメントも出ていた。
 しかし、市場からは英インフレが9%に達したことは英中銀の予想通りでもあり、短
期的に何らかの政策変更をもたらす可能性は低いとの指摘も出ている。英中銀はインフ
レ急騰を極端に心配することはなく、今回のインフレ急騰は電力・ガスなどのエネル
ギー価格上限を大幅に引き上げたことによるほか、3月の賃金急上昇もボーナスの増加
によってもたらされたためだという。年内の利上げは0.25%ずつあと2回を予想し
ているという。
英消費者物価指数(4月)15:00
結果 2.5%
予想 2.5% 前回 1.1%(前月比)
結果 9.0%
予想 9.1% 前回 7.0%(前年比)
結果 6.2%
予想 6.1% 前回 5.7%(コア・前年比)
MINKABU PRESS