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NY外国為替前半=米利上げ期待軟化

2022年06月25日(土)01時46分

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日本時間午前1時45分現在での主要通貨は以下の通り。
           直近値 前日のNY17時比 高値 / 安値
ドル・円  135.10 + 0.15 (+ 0.11%) 135.30 / 134.35
ユーロ・ドル 1.0547 + 0.0024 (+ 0.23%) 1.0571 / 1.0512
ポンド・ドル 1.2272 + 0.0012 (+ 0.10%) 1.2320 / 1.2241
ドル・スイス 0.9580 - 0.0029 (- 0.30%) 0.9633 / 0.9522
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 日本時間午前1時45分現在のドル円は1ドル=135.10円。きょうのNY為替
市場はドルの戻り売りが優勢となっているものの、ドル円はしっかりとした値動きが続
いている。円安がドル円の下値をサポート。ここ数週間、FRBがインフレ抑制のため
に積極引き締めを行い、それがリセッション(景気後退)を引き起こすとの懸念が強ま
っている。
 FRBの利上げについては現時点で材料がほぼ出揃ったという状況。その中で、次の
市場のテーマは来年の景気後退に入っている。本当に来年にも景気後退に陥るのか、陥
ったとしてもどの程度なのかに注目を集め出している模様。そのような中で市場では
FRBが今後動きを軟化させる可能性が高く、来年後半にも利下げ開始との予想も出始
めている。成長は鈍化し、恐らく予想よりも早く金利は低下するとの見方が市場に出始
めているようだ。
 きょうは米国債利回りの下げが一服しているが、今週は大きく流れを変え、前日の米
10年債利回りは一時3.00%付近まで急低下した。それに伴ってドルは戻り売りを
強め、ドル円も134円台に何度か下落したものの、135円台に買い戻される展開が
続いている。
 米国の景気後退は世界の景気後退とほぼ一致するものと思われるが、その場合、市場
が期待している日銀の緩和解除も遠のく可能性があるということ。しばらくは、日銀と
各国中銀との金融政策の格差が縮小されることもなく、円はもうしばらく売りやすい状
況が続くと見ているのかもしれない。
 ユーロドルは底堅い値動きを続けており、1.05ドル台での推移が続いている。た
だ、積極的に戻りを試そうという雰囲気まではない。本日の21日線が1.06ドルち
ょうど付近に来ているが、その水準にはなお慎重なようだ。
 世界経済が弱体化しているにもかかわらず、FRBが大幅利上げを継続した場合、最
も弱気なシナリオで、ユーロドルは2023年末までに0.85ドルまで下落する可能
性があるとの指摘も出ている。最も弱気なシナリオとは1980年代初期のスタグフレ
ーションだという。このユーロドルにとっての最悪のシナリオでは、世界の株式市場も
2020年春に見られたレベルまでさらに下落する可能性もあるとしている。
 それとは逆に、FRBが利上げサイクルを早期に終了すれば、ユーロドルは今年後半
にも回復するとの見方も出ている。その場合、1.08ドル付近まで上昇する可能性が
あるという。2023年にはFRBが緩和に転じ、ユーロ圏がスタグフレーションから
早期脱却するため、ユーロドルは緩やかな上昇軌道を維持し、2023年末までに1.
15ドルに達する可能性があるとしている。
 ポンドドルはNY時間に入って一時1.23ドル台に上昇する場面が見られたもの
の、そこから先には慎重で、1.22ドル台での推移が続ている。先週のFOMC以
降、ポンドドルはリバウンド相場の展開を見せているが、ここに来て上値が重くなって
おり、ここ数日は1.22ドル台を中心とした上下動に終始している。本日の21日線
は1.23ドル台後半に来ているが、その水準を積極的に試そうという気配まではまだ
ない。
 一部からは、市場は英中銀の利上げ予想を縮小せざるを得なくなり、それに伴ってポ
ンドは弱含むとの見方も出ている。英経済の悪化を示す証拠からすると、市場が織り込
んでいる利上げ期待は積極的過ぎるという。8月の利上げは0.25%ポイントに留ま
り、そこで利上げサイクルは終了し、金利のピークは1.50%と予想。これに対し、
市場は依然として3%超のピークで織り込んでいる。その場合、ポンドドルは2023
年第4四半期までに1.15ドルまで下落する可能性もあるという。
MINKABU PRESS