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NY外為市況=135円台でしっかり

2022年06月25日(土)05時34分

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日本時間午前5時33分現在での主要通貨は以下の通り。
           直近値 前日のNY17時比 高値 / 安値
ドル・円  135.23 + 0.28 (+ 0.21%) 135.40 / 134.35
ユーロ・ドル 1.0552 + 0.0029 (+ 0.28%) 1.0571 / 1.0512
ポンド・ドル 1.2276 + 0.0016 (+ 0.13%) 1.2320 / 1.2241
ドル・スイス 0.9589 - 0.0020 (- 0.21%) 0.9633 / 0.9522
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<きょうの材料>
【米国】
ミシガン大学消費者信頼感指数(確報値)(6月)23:00
結果 50.0
予想 50.2 前回 50.2
新築住宅販売件数(5月)23:00
結果 69.6万件
予想 59.3万件 前回 62.9万件(59.1万件から修正)
ブラード・セントルイス連銀総裁
・米経済は素晴らしい回復力をみせている。
・2022年第2四半期から第4四半期にかけて、経済再開効果を維持する見込み。
・家計サイドからは景気が後戻りするサインはみられていない。
・利上げは経済成長をトレンドに沿ったペースへと鈍化させるだろう。
・米経済はまだ拡張の初期段階にある。
・米経済のリセッションについて論じること時期尚早。
・利上げの前倒しは良いアイデア。
ハスケル英中銀委員
・英中銀はインフレ目標達成を決意し、弱気にはならない。
・生産性向上が英国の重要な課題。
・無謀な金融政策と財政政策がインフレの原因ではない。
・労働市場に関する議論は失業率から供給へと移行。
ピル英中銀委員
・金融政策における貨幣の役割を無視するのは間違っている。
・政策金利だけでは十分でないというのがコンセンサス。
・金融データがどのようにインフレを抑制できるかを見直す。
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<明日の材料と事前予想>
【米国】
耐久財受注・速報値(5月)21:30
予想 0.2% 前回 0.5%(前月比)
予想 0.4% 前回 0.4%(輸送除くコア・前月比)
中古住宅販売成約指数(5月)23:00
予想 -3.5% 前回 -3.9%(前月比)
日銀主な意見(6月16日-17日開催分)
ECBフォーラム「急速に変化する世界の金融政策への挑戦」(29日まで)
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 きょうのNY為替市場はドル自体は戻り売りが優勢となったものの、円安が下値をサ
ポートし、ドル円はしっかりとした値動きが続いた。ここ数週間、FRBがインフレ抑
制のために積極引き締めを行い、それがリセッション(景気後退)を引き起こすとの懸
念が強まっている。
 FRBの利上げについては現時点で材料がほぼ出揃ったという状況。その中で、次の
市場のテーマは来年の景気後退に入っている。本当に来年にも景気後退に陥るのか、陥
ったとしてもどの程度なのかに注目を集め出している模様。そのような中で市場では
FRBが今後動きを軟化させる可能性が高く、来年後半にも利下げ開始との予想も出始
めている。成長は鈍化し、恐らく予想よりも早く金利は低下するとの見方が市場に出始
めているようだ。
 きょうは米国債利回りの下げが一服しているが、今週は大きく流れを変え、前日の米
10年債利回りは一時3.00%付近まで急低下した。それに伴ってドルは戻り売りを
強め、ドル円も134円台に何度か下落したものの、135円台に買い戻される展開が
続いている。
 米国の景気後退は世界の景気後退とほぼ一致するものと思われるが、その場合、市場
が期待している日銀の緩和解除も遠のく可能性があるということ。しばらくは、日銀と
各国中銀との金融政策の格差が縮小されることもなく、円はもうしばらく売りやすい状
況が続くと見ているのかもしれない。
 ユーロドルは底堅い値動きを続けており、1.05ドル台での推移が続いた。ただ、
積極的に戻りを試そうという雰囲気まではない。本日の21日線が1.06ドルちょう
ど付近に来ているが、その水準にはなお慎重なようだ。
 世界経済が弱体化しているにもかかわらず、FRBが大幅利上げを継続した場合、最
も弱気なシナリオで、ユーロドルは2023年末までに0.85ドルまで下落する可能
性があるとの指摘も出ている。最も弱気なシナリオとは1980年代初期のスタグフレ
ーションだという。このユーロドルにとっての最悪のシナリオでは、世界の株式市場も
2020年春に見られたレベルまでさらに下落する可能性もあるとしている。
 それとは逆に、FRBが利上げサイクルを早期に終了すれば、ユーロドルは今年後半
にも回復するとの見方も出ている。その場合、1.08ドル付近まで上昇する可能性が
あるという。2023年にはFRBが緩和に転じ、ユーロ圏がスタグフレーションから
早期脱却するため、ユーロドルは緩やかな上昇軌道を維持し、2023年末までに1.
15ドルに達する可能性があるとしている。
 ポンドドルはNY時間に入って一時1.23ドル台に上昇する場面が見られたもの
の、そこから先には慎重で、1.22ドル台での推移が続いた。先週のFOMC以降、
ポンドドルはリバウンド相場の展開を見せているが、ここに来て上値が重くなってお
り、ここ数日は1.22ドル台を中心とした上下動に終始している。本日の21日線は
1.23ドル台後半に来ているが、その水準を積極的に試そうという気配まではまだな
い。
 一部からは、市場は英中銀の利上げ予想を縮小せざるを得なくなり、それに伴ってポ
ンドは弱含むとの見方も出ている。英経済の悪化を示す証拠からすると、市場が織り込
んでいる利上げ期待は積極的過ぎるという。8月の利上げは0.25%ポイントに留ま
り、そこで利上げサイクルは終了し、金利のピークは1.50%と予想。これに対し、
市場は依然として3%超のピークで織り込んでいる。その場合、ポンドドルは2023
年第4四半期までに1.15ドルまで下落する可能性もあるという。
MINKABU PRESS