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NY外国為替前半=リスク回避が広がる

2022年07月02日(土)02時12分

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日本時間午前2時11分現在での主要通貨は以下の通り。
           直近値 前日のNY17時比 高値 / 安値
ドル・円  135.28 - 0.44 (- 0.32%) 135.99 / 134.75
ユーロ・ドル 1.0398 - 0.0086 (- 0.82%) 1.0486 / 1.0366
ポンド・ドル 1.2044 - 0.0134 (- 1.10%) 1.2182 / 1.1976
ドル・スイス 0.9620 + 0.0069 (+ 0.72%) 0.9642 / 0.9545
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 日本時間午前2時11分現在のドル円は1ドル=135.28円。きょうのNY市場
はリスク回避の雰囲気が広がっており、為替市場はドル買いの反応が見られている。一
方、米国債利回りの低下や株安で円高の動きも見られ、ドル円は再び134円台に下落
する動きも見られた。朝方発表になったISM製造業景気指数が米リセッション(景気
後退)への懸念を高める内容となったことも市場を圧迫。本日の21日線は134.6
0円付近に来ているが、目先の下値メドとして意識される。
 その米景気後退だが、4−6月(第2四半期)のGDPも第1四半期に続いてマイナ
ス成長となり、2四半期連続のマイナス成長という定義上の景気後退に陥る可能性も指
摘されている。4−6月の米GDPは前期比年率換算で0.5%減と、1−3月期の
1.6%減に続きマイナス成長が続くと予測しているようだ。ただ、上半期(1−6
月)については、雇用など他の指標は力強さを示していることから、必ずしも本来の景
気後退を意味するわけではないという。
 一方、来年にも陥ると警戒されている本来の景気後退については、辛うじてを回避で
きるとの見方も出ている。米GDPは今年は2.1%、23年は1.2%を予想してお
り、景気後退はかなりの可能性で起こりそうだが、米成長見通しの悪化が広範な不況に
発展することを防ぐ緩衝材はまだ残っているとしている。企業と家計の双方の健全さと
労働市場の堅調が経済を支えるという。
 きょうのNY為替市場はドル買いが強まっており、ユーロドルは1.03ドル台に下
落している。強いサポートとして意識されている1.04ドルを再び割り込んでおり、
下値警戒感を強める動きではあるが、目先は年初来安値の1.0350ドル付近を試し
に行くか注目される。
 市場からは、ECBがFRBと同様の引き締めを実施できるか懐疑的に見ていること
がユーロを圧迫しているとの指摘も出ている。ECBはユーロ圏の国債市場の断片化
(フラグメンテーション)リスクへの対処を迫られており、今月の理事会では、パンデ
ミック緊急購入プログラム(PEPP)で保有した国債の償還をイタリアなど南欧債の
購入に充てる政策を打ち出すと見られている。その場合、FRBがコミットしているよ
うな強力なバランスシート縮小は実現できない。
 一方、域内のインフレ圧力は続いており、この日発表の6月のユーロ圏消費者物価指
数(HICP)は8.6%まで加速し、過去最高を更新した。ECBには大幅利上げを
求める声も強まっている。
 ECBは、断片化対策と利上げという、相反する綱渡りのような政策を同時に行おう
としており、それはユーロにとって圧迫要因になるという。
 きょうのNY為替市場はドル買いが強まる中、ポンドドルも売りが強まり、心理的節
目の1.20ドルを割り込む場面も見られた。先月は1.1935ドル近辺まで下落
し、2020年3月以来の安値を更新していたが、その水準が目先の下値メドとして意
識される。
 本日は6月の英PMI確報値が発表になっていたが、速報値から下方修正されてい
た。エコノミストからは、今回のPMIのデータは、英製造業は需要低下にもかかわら
ず、必要以上の在庫を抱えていることが示唆されており、今後メーカーが在庫を解消し
ようとするため、生産インフレはまもなく低下する可能性があるとの分析も出ていた。
 英PMIは6月に過去2年間の最低水準まで低下したが、高インフレが需要を圧迫
し、新規受注が減少したことが足を引っ張った。先月に工業用金属を含むほとんどのコ
モディティ価格が急落したことも、早期の生産インフレ抑制を支援すると指摘してい
る。
英製造業PMI・確報値(6月)17:30
結果 52.8
予想 53.4 前回 53.4
MINKABU PRESS