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NY外国為替前半=欧州通貨が売り優勢

2019年01月16日(水)03時13分

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日本時間午前3時11分現在での主要通貨は以下の通り。
           直近値 前日のNY17時比 高値 / 安値
ドル・円  108.64 + 0.48 (+ 0.44%) 108.77 / 108.14
ユーロ・ドル 1.1386 - 0.0083 (- 0.72%) 1.1490 / 1.1383
ポンド・ドル 1.2720 - 0.0144 (- 1.12%) 1.2916 / 1.2712
ドル・スイス 0.9890 + 0.0080 (+ 0.82%) 0.9894 / 0.9802
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 日本時間午前3時11分現在のドル円は1ドル=108.64円。きょうのNY為替
市場は、欧州通貨の売りが優勢となっており、相対的にドルが買い戻されている格好。
ドラギECB総裁が欧州議会で「最近の経済は予想上に弱い。大規模な刺激策が依然と
して必要」と述べていた。この発言を受けユーロへの売りが強まっている。
 一方、NY時間の午後に、EU離脱合意に対する英下院での投票が予定されており、
その結果を見極めたい雰囲気も強い。前日は様々な情報が錯綜していたが結局、メイ首
相は説得に失敗した模様で、否決がほぼ確実視されている。ただ、市場はそれを既に織
り込んでいる節もあり、注目は否決されたあとの展開に移っているようだ。
 シナリオはいくつか想定されているが、合意なき離脱や総選挙はポンド安と見られて
いる。一方で可能性は小さいように思われるが、2回目の国民投票はEU離脱が無くな
る可能性もあり、ポンド高のシナリオ。そして、最も可能性が高そうなのが、3月末の
離脱期限を延長し、EUとの交渉を続け、より柔軟なアプローチを取るというもの。こ
の場合もポンド高のシナリオと見られている。
 ドル円は一時108円台後半に上昇するなど108円台を堅持している。一方で10
9円に近づくと売りオーダーも観測され、強い上値レジスタンスが形成されている模
様。ただ、下向き圧力は続いているものの、株式市場が底堅く推移していることで、か
ろうじて下値は支えられている状況に変化はない。
 一方、ドラギ発言を受けてユーロは売りが強まり、ユーロドルは1.13ドル台に下
落。ユーロ円も123円台に再び下落している。この日はロンドン時間にドイツの20
18年のGDPも伝わっていた。成長率は前年比1.5%と5年ぶりの低成長となって
いたが、世界的な需要低迷と自動車産業の大きな混乱が響いたようだ。
 ドイツ統計局は第4四半期は若干のプラス成長に留まったと言及。第3四半期がマイ
ナス成長だったことから市場では、2四半期連続のマイナス成長であるテクニカル的な
景気後退が警戒されていたが、それは回避された模様。第4四半期の具体的な数字は2
月14日に速報値が発表される予定。連邦統計局はドイツ経済が景気後退に陥ったかど
うかを翌日の15日午前に明らかにする可能性がある。
 ポンドもユーロに連れ安し、ポンドドルは1.27ドル台前半まで下落。きょうの下
げで100日線に跳ね返された格好となっているが、目先は1.2710ドル付近に来
ている21日線が意識される。ポンド円も売りが強まり138円台前半まで下げ幅を拡
大。
(ミンカブ)