なるほど、かんたんFX用語集

ロット(ろっと)

通貨ペアの取引単位。1,000通貨=1ロット
例)USD/JPY 50,000通貨=50ロット = USD/JPY50ロット=50,000米ドル
*NOK/JPY, SEK/JPY, HKD/JPY, MXN/JPY,CNH/JPY,CZK/JPY,THB/JPYは10,000通貨=1ロット、HUF/JPYは100,000通貨=1ロット

ポジション(ぽじしょん)

売っている通貨ペア(売りポジション)、または買っている通貨ペア(買いポジション)のこと。
*USD/JPYを売っている = USD/JPYの売りポジションをもっている

ポジション損益(ぽじしょんそんえき)

現時点で、保有するポジションに発生している利益額または損失額。
*常に相場は動いているため、買った/売った時の価値と現在の価値が変動します

買いポジションの場合・・・(現在値のBIDレートー約定価格)×取引数量
売りポジションの場合・・・(約定価格ー現在値のASKレート)×取引数量
例)USD/JPYが100円の時、1,000通貨(1ロット)買った
現在 USD/JPYのBID=101円
買った時より1円値上がりしている→(101-100)×1ロット=1,000
1,000円の利益が出ている

指値注文(さしねちゅうもん)

通貨ペアの値段が、いくらになったら買う、または売るという注文。(指定する値段で成立させる注文)

逆指値注文(ぎゃくさしねちゅうもん)

通貨ペアの値段が、いくらになったら買いに行く、または売りに行くという注文。

スワップポイント(すわっぷぽいんと)

保有するポジションに対して発生する金利のようなもの。
日々の取引終了時間に保有しているポジションに対して付与される。
スワップは受け取る場合と支払う場合がある。

未実現スワップ(みじつげんすわっぷ)

基本的にスワップポイントは、ポジションを決済するまで現金化されない。
そのため、未実現スワップと呼ばれる。

必要証拠金額(ひつようしょうこきんがく)

新たにポジションを保有するために必要な金額のことです。
各通貨ペア毎に設定されていて、毎週更新されます。
1ロット当たりの必要証拠金額は、取引画面またはHPをご確認ください。

ロスカット(ろすかっと)

取引口座の資金が、ポジションを保有するために必要な金額である「必要証拠金額」を下回ると、
ポジションを維持することができなくなるため、自動的に保有しているポジションが決済されること。

許容スリップ(きょようすりっぷ)

ストリーミング注文とクイック注文のときに利用できる設定で、
『注文価格』と『約定価格』のズレ(スリッページ)の幅を制限することができる機能です。

たとえば、成行注文は値動きを見て即時に注文が出せるメリットがありますが、
注文ボタンをクリックした時の価格で100%成立するわけではありません。

注文をしてから約定するまでに一瞬ですが時間があります。
この短い間も為替レートが変動しているので、注文時と成立価格にズレが生じることがあります。

このように注文価格と成立価格に誤差が生じることを『スリッページ』と呼びます。

「〇〇pips以上ズレが生じるのであれば、約定させたくない」というときに、
『許容スリップ』を設定しておくことで、指定した値以上にズレが生じた場合には、
約定させないという制限をつけることができます。


・許容スリップを0に設定しているのにスリップします。何故ですか?

「いくらズレてもいいから約定したい」というときは「成行注文」、
「これ以上ズレたら約定したくない」というときは「ストリーミング注文」「クイック注文」が有効です。

ストリーミング注文(すとりーみんぐちゅうもん)

ストリーミング注文とは、注文価格を指定せず、発注時に表示されている提示レートで発注する注文方法です。
成行注文に似ていますが、大きな違いは「許容スリップ」があるかないかです。

ストリーミング注文・・・許容スリップあり
成行注文・・・許容スリップなし

許容スリップとは

許容スリップがあることで、注文時に指定したレートから許容スリップ内のレートであれば約定しますが、
許容スリップ以上に不利なレートで約定する場合には注文を不成立にしてくれるという特徴があります。

※不利なレートでの約定を防ぐ機能のため、有利な方向への制限はありません。

例)
許容スリップが「10pips」の状態で「買レート:100.000」のときに注文ボタンをクリックした場合
・100.010までのスリップ(スベリ)であれば、約定します。
・100.011以上のレートで約定してしまう場合は、注文は不成立となります。

上記のとおり、約定するレートに制限を設ける機能のため、許容スリップの値を小さくすればするほど、
約定率が下がりやすくなりますので、ご注意ください。

値段を優先させるときはストリーミング注文、約定を優先させるときは成行注文を利用すると
各注文方法の特性を活かした取引が可能です。

アラートメール(あらーとめーる)

アラートメールは、「ロスカットに近づいていることへの注意を促す」メールです。
お送りするタイミングは、有効比率が200%を割り込んだときです。
なお、ロスカットは有効比率が100%を割り込んだときにリアルタイムで執行されます。

※有効比率(%)…「有効証拠金額÷必要証拠金額×100」で計算されます。
※ロスカットについての詳細はこちら

途転(ドテン)(どてん)

途転(ドテン)とは、保有しているポジションをひっくり返す(逆転させる)事です。

これは、従来の売りや買いの方針を180度変えることで、売っている場合なら、その売りポジションを決済して、反対に買いポジションを持ちます。
また買っている場合なら、その買いポジションを決済して、反対に売りポジションを持つことを指します。

・ドテン買い
売りポジションを決済すると同時に、買いポジションを持つ事。

・ドテン売り
買いポジションを決済すると同時に、売りポジションを持つ事。

難平(ナンピン)(なんぴん)

難平(ナンピン)とは、売買手法のひとつで、評価損が出ているポジションに対して、
新たにポジションを保有することで、平均コストを下げる行為をいいます。
ナン(難=損)を(平)均することから、難平(ナンピン)といいます。

例えば、ドル円を105円で買った後に103円までレートが下落したとします。
このポジション(ドル円105円買い)がプラスになるには、ドル円が105円まで上昇しなければなりません。
しかし、103円で同じだけのドル買いを行えば平均価格が104円となり、
104円まで戻れば損益はプラスマイナスゼロとなります。

平均取得レートを低くすることで、その後の上げ幅があまりなくても利益が出やすくなります。
もちろん、レートが下がれば損失は倍増してしまい大きな痛手を伴います。

買い(ロング)の場合はナンピン買いといい、売り(ショート)を行っている場合はナンピン売りといいます。

ピップス(pips)(ぴっぷす)

ピップス(pips)とは「percentage in point」の頭文字をとったもので、提示価格の最小単位です。
pipsはpip(ピップ)の複数形で、「ピップス」と読みます。
各通貨ペアの一番右の数字が1の位になります。

USD/JPYのように小数点以下第3位まで表示されている場合、ピップスは小数点以下第3位の数字になります。

EUR/USDやGBP/USD等の通貨ペアは小数点以下第5位までの価格が設定されているため、1ピップは通常、
小数点以下第5位の数字に相当します。例えば、ユーロドルでは、0.00001が1ピップです。

通貨ペアの共通単位としてFXで使用されるものがpipsです。
また、pipsは買値と売値の差を表すスプレッドの単位としても用いられます。

ニューヨーククローズ(にゅーよーくくろーず)

為替(FX)の世界は土日を除き、24時間休むことなく世界中で取引が続けられています。
その為、ニューヨークの市場が取引を終了する時間を「ニューヨーククローズ」とし、
FX取引の1日の区切りとしています。
表記上、「NYクローズ」や「NYCL」と略されることもあります。

ニューヨーク現地時間午後5時00分を表しており、この時間を境として取り扱い日を分けています。
日本時間に置き換えると下記の通りです。

米国標準時間採用時:午前7時00分
米国夏時間採用時 :午前6時00分

一般的に、この時間のレートをニューヨーククローズレートと呼び、株の終値と同様に
前日との比較で語ることがあり重要視されています。

LION FX では「NYCL」=前日のNYの終値(Bid基準)です。

ロンドンフィックス(フィキシング)(ろんどんふぃっくす(ふぃきしんぐ))

ロンドンフィックスとは、東京時間の仲値(9時55分)に相当する時間で、
その日の対顧客向けの基準レートを決める時間です。
東京時間午前0時(ロンドン時間16時)がロンドンフィックスとなります。
(夏時間の場合、冬時間は日本時間午前1時)

ロンドンは金をはじめとした貴金属の現物取引の世界的中心地でもあり、
金の現物取引(スポット取引)の値決めをすることをロンドンフィックスと呼びます。

金価格はドル建てでの取引となるので、金価格が決まるとドル相場にも影響を与えることとなります。
また、月末月初等はユーロの輸出入に絡んだ動きが出やすく、
需給の関係で大口の売買が入ったりするため注意が必要です。
毎月、この時間に絡む売買の噂はマーケットに流れますので、
LION FX のニュースで(Dow Jones/Klug/fxwave/ロイター等)チェックできます。

■注意喚起
 当社の取扱う店頭外国為替証拠金取引は、元本や利益を保証した金融商品ではなく、為替レートの変動等による損失発生の可能性があります。さらに、レバレッジ効果(想定元本と比較して少額の資金で大きな取引ができる仕組み)や為替レートの変動等によって注文(ロスカット注文を含む)が約定しない場合等、元本を上回る損失発生の可能性があります。特に、マイナー通貨(流動性の低い通貨)の取引をされる場合、元本以上の損失発生の可能性が高くなります。加えて、スワップポイント(通貨間の金利差調整額)においては通貨ペアやポジションの状態(売りまたは買い)によっては、受け取れる場合もあれば、支払わなければならない場合もあります。

 取引におけるお客様のコストは、スプレッドとなります。スプレッドは、売りレートと買いレートの差のことで、通常は売りレートより買いレートの方が高くなります。また、流動性が低ければ、スプレッドが大きく広がる場合があります。個人のお客様の必要証拠金(取引において最低限必要である資金)は、想定元本(為替レート×取引数量)× 4%以上の額となり、レバレッジは、想定元本÷必要証拠金で算出されますので最大25倍となります。法人のお客様の必要証拠金は、為替リスク想定比率×想定元本以上の額となります。

 為替リスク想定比率は、通貨ペアごとに異なり、当社では、原則として一般社団法人金融先物取引業協会が金融商品取引業等に関する内閣府令第117条第27項第1項に規定される定量的計算モデルを用いて算出する数値を利用します。なお、為替リスク想定比率は、原則として1週間ごとに見直しが行われ、レバレッジは、為替リスク想定比率の逆数(想定元本÷必要証拠金)となりますので、1週間ごとに変動します。

 当社の取扱う店頭CFD取引は、元本や利益を保証した金融商品ではなく、原資産の価格の変動や為替レートの変動等による損失発生の可能性があります。さらに、レバレッジ効果(想定元本と比較して少額の資金で大きな取引ができる仕組み)や金融市場、為替相場の変動等によって注文(ロスカット注文を含む)が約定しない場合等、元本を上回る損失発生の可能性があります。特に、流動性が低下している状況では、元本以上の損失発生の可能性が高くなります。また、株価指数、ETF(上場投資信託)、ETN(指標連動証券)を原資産とするCFD取引は、金利調整額(買建玉を保有している場合は支払い、売建玉を保有している場合は受取り)が発生しますが、金利調整額は、金利水準が各国の経済事情や政治情勢等様々な要因を反映するため変動するので、売建玉を保有している場合でも、マイナス金利となる際は、当社への支払いとなります。加えて、配当金・分配金の各権利確定日の取引終了時点で建玉を保有していた場合、これらの権利調整額が建玉に発生します。一般に権利調整額は買建玉を保有している場合は受取り、売建玉を保有している場合は支払います。一方、原資産となる株価指数自体が配当金を考慮している指数の場合等は、使用するリクィディティプロバイダーによっては、権利調整額は売建玉を保有している場合は受取り、買建玉を保有している場合は支払います。この他、商品先物を原資産とするCFD取引は、当社が定める日の未決済ポジションに対して当社が定めた価格調整額が発生します。原資産にコーポレートアクションが発生した場合は、当社は決済期日を定めた上で新規取引を停止する場合があります。建玉を決済期日までに決済されなかったときには、当該建玉は当社の任意で反対売買により決済されます。 取引におけるお客様のコストは、スプレッドとなります。スプレッドは、売りレートと買いレートの差のことで、通常は売りレートより買いレートの方が高くなります。また、流動性が低ければ、スプレッドが大きく広がる場合があります。個人のお客様の必要証拠金(取引において最低限必要である資金)は、原則、想定元本(基準値×1.1×取引数量×1Lotあたりの取引単位×円転換レート)× 株価指数CFDの場合10%・債券CFDの場合2%・その他有価証券CFDの場合20%以上の額となり、レバレッジは、想定元本÷必要証拠金で算出されますので、それぞれ最大10倍・50倍・5倍となります。

 当社は、インターネットを通じて店頭外国為替証拠金取引、店頭CFD取引サービスをご提供しておりますので、お客様のパソコン・インターネット環境や当社のシステムに不具合が生じた場合等、取引ができなくなる可能性があります。また、お客様の取引の相手方は当社(相対取引)となっており、取引所取引とは異なります。お客様におかれましては、契約締結前交付書面をよくお読みいただき、内容をご理解の上、ご自身の判断により取引を行っていただきますようお願いいたします。