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- システム開発にかける想い
※写真・所属部署・役職はインタビュー当時のものです。
株式会社インターネットイニシアティブ プロフェッショナルサービス第二本部 本部長 山口 新二
インターネット界のレジェンド
山口 新二
IIJは過去10年に渡り、10数社の証券各社や銀行各社にFXプラットフォームを提供してきた。
金融商品の中でもインターネットとの親和性が最も高いFXにおいて、IIJの持つ国内有数のインターネット設備群を存分に活かしつつ、各社固有の要求に応えたアプリケーション開発と24時間365日の専任運用部隊で、FXのシステムに必要な全ての要素をワンストップで提供することが、我々の自負であり強みである。
しかし、ヒロセ通商のシステムに対するこだわりは、我々の常識を常に越えてくる。
■他社比で10分の1以下の約定性能要求
相場の急変や秒間数千件に及ぶ注文集中においても、お客様の投資機会を損なわないための
ミリ秒の約定性能
■ 他社比で5倍の月間リリース量
取引ツールのバージョンアップだけでなく、お客様にとってより良いサービスを提供し続ける
ための絶え間ないシステムチューニング
■数パーセントのリソース状況変化を見逃さない監視レベル
アクセス量、取引量、レート量によるリソース変化の徹底した
モニタリングによる障害の未然防止
当初はこれらの厳しい要求に困惑することもあり、FXサービスのプラットフォームプロバイダーとして培ってきた自前の"常識"を壊す必要があった。しかしながらヒロセ通商のシステムに対するこだわりは、全て「お客様ファースト」の考えを元としており、「お客様の投資機会を損なわない」「お客様満足度を追求したものづくり、人づくり」が根底にある。この徹底的な熱意に共感し、プロフェッショナルを追求する技術屋としての魂が奮い起こされた。
FXのシステムの提供を始めて10年余り。フラッシュクラッシュやボラティリティの急増などによるアクセスの集中など、突発的なシステムへの負荷は以前より予想しにくくなっており負荷のかかり方も一様ではなくなってきている。
年に数回は必ず訪れるタイミングであっても、お客様のためにシステムを何事もなく平和に動かす。そのための細心の注意と努力を日々怠らず、地道に成果を積み重ねる。ヒロセ通商のシステムへのこだわりは、そのためにある。
我々は、インフラ、アプリケーション、運用のそれぞれを業界最高水準で提供し、各々が有機的に連動した最高のプラットフォームサービスになることが求められる。ヒロセ通商専任の開発部隊、運用部隊を設置し、日々改善を重ねているが、常に高みを目指す姿勢と取り組みにゴールはない。
これからも常識にとらわれず、壊すもの、創りあげるものを追求し、ヒロセ通商と一体となり、最高のプラットフォームを創りあげていきたい。
株式会社スプリングナレッジコンサルティング 代表
金融システムの鬼
矢島 洋一郎
ヒロセ通商からのアプリケーション開発に対してのリクエストが無理難題に思えたからだ。
今、FX業界は黎明期から成熟期に入ってきている。
業者が乱立し、淘汰を繰り返していた状態から、有力業者はある程度固定化し、マーケット規模も安定している。
ヒロセ通商はFX業界で有力業者の1社だ。
しかし、本当の競争はこれからなのだと思う。
サービスが平準化され差別化が難しい状況で、体力勝負の様相を呈してくる可能性も高い。
その中で、競争に勝つためにキーとなるものがシステムだ。
最初の印象を大きく覆したものはヒロセ通商のメンバーのビジネスに対しての熱意だった。
特に、顧客目線でのものの考え方とサービスを提供しようとするスタンスは、サービス業では当たり前なのだが、その程度がちょっと図抜けていた。
ヒロセ通商の無理難題は熱意だったと、私たちは気づかされた。
「システム開発もサービス業、システム業界の常識は顧客にとっては関係ない。」
この気づきを起点として、ヒロセ通商からの無理難題は私たちにとって刺激に変わった。
「出来ないと言わない」を前提に毎月バージョンアップする。
あらゆるユーザーのニーズにこたえるアプリケーションを提供する。
IT業界の常識にとらわれない機能を提供する等、通常のシステム開発では非常識に取られることを実現することができた。
このヒロセ通商のメンバーの熱意がLION FXだ。
現在、私たちの会社は、ヒロセ通商のシステム開発に関連する多様な役割を担っている。
・様々なシステムに関連する会社とヒロセ通商との調整
・コアシステムを提供している会社と共同して設計やプロジェクトサポート
・クライアントアプリケーションの開発/プロダクト提供
・新商品の商品設計のコンサルテーションやサポート等
これからも、この役割を通して、ヒロセ通商の熱意を具現化していきたいと思う。
トレードワークス ワークステクノロジー 事業部長
芸術家
室安 重治
この街から、日本さらには世界の個人投資家に愛される「金融クライアントソフトウェア」を創りだそうと決意し、事業をスタートしました。
おかげ様で、ヒロセ通商様をはじめ、いくつかの大手FX事業会社様の金融クライアント ソフトウェアの一つとしてご採用頂いています。
我々は、一般的なソフト開発方法となっている受託開発スタイル(要件定義・設計・プログラミング&テスト・納品)をとっていません。
当事業部の頭脳&心臓であるワークス研究所(組織)が、まるで芸術家が魂込めた傑作を創り出すように、最高クラスの金融クライアントを製作し、それをご評価頂いたお客様企業に金融クライアントパッケージ製品として提供しています。
ワークス研究所(組織)では、絶えず「愛される金融クライアントソフトとは、どんなものなのか?」を考えています。
シンプルであること、デザイン性に優れていること、高いレスポンス性能、マニュアル不要なわかりやすさ、最新ITを駆使しリソースを消費しないプログラム、など・・・・
他社で実現できない水準、これまでにない新しい価値を創造するため ワークス研究所の所長でありITサービス・アーキテクトでもある山田譲二が、UI&サービスを企画デザインし、それを高い技術力を有したエンジニア達が試作開発し、出来上がった試作品を両者一体となり、あらゆる観点で評価。
その結果、試作製品を捨て一から開発することもあります。
原則期限を切らず、一切の妥協を許さない苦しい製作工程を、日々繰り返しています。
この地味で苦しい仕事には、誠実さと高い集中力を必要としますが 「我々自身の手で、最高クラスのソフトウェアを創りたい」という単純明快な熱意が、それをワクワクするエキサイティングな時間に変えています。
先日、東京証券取引所JASDAQに上場され、今最も勢いのあるヒロセ通商様は自社のクライアントソフト「LION FXを世界No.1にする」と決意され、それを実現するために、私共ワークス研究所に依頼されました。
当社事業部は、ヒロセ通商様からのご要請を受け神保町オフィスTOPである私を筆頭に、Works lab. for Hiroseを編成し宇野安正をリーダーに据え、学園祭の準備をしているように盛り上がり、残業ゼロで楽しくも苦しみながら、たまに喧嘩もし、最高クラスの金融クライアント製品製作に取り組んでいます。
このWorks lab. for Hiroseが開発する金融クライアント製品が完成した時、ヒロセ通商様の決意された世界No.1 LION FX実現に向けた、はじめの一歩が 始まると信じています。
JFX株式会社 代表取締役
カリスマディーラー
小林 芳彦
銀行は各行でシステムが異なるためさまざまなシステムを使用して参りましたが、使いやすいシステムと使いにくいシステムではおのずと取引ボリュームに差がありました。
こうした経験から、かんたんで分かりやすいシステムの構築が証拠金取引会社には必須と常々感じていました。
当社の親会社であるヒロセ通商は、システム構築にあたり幅広いニーズに対応できる「進化するシステム」をテーマに、お客様からいただくご意見・ご要望をスピーディーに実装し、他社ではあまり類を見ないスピード感のあるバージョンアップを継続して行った結果、オリコンの日本顧客満足度ランキング「FX取引部門総合第1位」を3年連続で選出していただけたのだと思います。
私は銀行に勤めていた頃にたくさんの証券会社などを見てきましたが、身内である私の目から見てもヒロセ通商は業界で特異な存在だと思います。
お客様が求めるような使い勝手の良いシステムに少しでも早く近づけるために、ヒロセ通商をはじめ、子会社である当社JFXも役職員全てが同じ方向を向き、これからもお客様の視点に立って、より使い勝手の良いシステムを提供できるよう、また今後ともお客様との確固たる関係を築いて行けるよう、私もインターバンクで培ったプロの目線で、お客様が売り買いをするのにこんな情報があった方が売り買いしやすい、逆に売り買いを効率的に行うには、こんなような画面でここにこんなボタン・機能があったら売り買いしやすいのではないか、などという観点でアドバイスを行っていきたいと考えています。
これからのヒロセグループに是非大きな期待をお持ち頂きたいと思います。
JFX株式会社 代表取締役
小林芳彦
ヒロセ通商株式会社 代表取締役社長(2016年当時)
システム開発バカ一代
細合 俊一
FX取引のシステムを提供している企業として、お客様にとって利用しやすい環境を常に提供するというのは重要なことであります。"利用しやすい環境"と一言に言っても、お客様の取引手法、生活環境、年齢、性格、投資経験など、お客様によって感じ方は様々です。
開発する側が考える"利用しやすい環境"とシステムを提供する側が考える"利用しやすい環境"、利用者が考える"利用しやすい環境"は、根本的に大きな違いはないと思いますが、少しの感覚の違いが、利用者にとって"利用しやすい環境"から離れてしまうケースが多々あると感じています。
その少しの感覚の違いをなくすため、当社では利用者であるお客様の生の声を逃さない取り組みを行っております。
また、カスタマーサポートを自社従業員が24時間体制で行っております。カスタマーサポートは全員1年以上の研修を受け、取引システムに精通していることはもちろん、お客様の問い合わせ内容から、改善ポイントを見つけ出すことにも長けております。
単に問い合わせに答える、疑問を解決する、困難を解消する、で終わらせず、お客様の問い合わせをデータ化し、その内容から問題点を発掘し、改善ポイントを明確に抜き出し、精査してシステムに反映する。という仕組みを構築し、1か月に1回以上、バージョンアップを行い「お客様の声をカタチにする」を実現しております。
システムの根幹を担うIIJ(インターネットイニシアティブ)が提供する"分散データグリッド"をコアエンジンとして、投資家目線のビジネスロジックを配備したFXオンライントレードサービスを採用。分散データグリッドには、オラクルのインメモリ・データグリッド製品の「Oracle Coherence」を採用し、高いパフォーマンスを確保できる取引システムを整備。
同製品を利用することにより、ハードウェア性能を最大限に引き出し、かつ、IIJの仮想化技術によるクラウドサーバ群により、超高速で、 高信頼、高拡張を実現しております。
さらに第三者による検証、監視システムを構築し、国内最高の約定スピードを誇ります。
ネットワークについても、ISP(インターネットサービスプロバイダ)業者でもあるIIJの大容量バックボーンに直結したネットワークファシリティを利用しており、顧客及び取引の増加に十分対応できるようにしております。
また、システムが継続的に安定して動作し続けるための対障害対応として、重要な機器は2重化または多重化されており、ハードウェアの故障等による取引への影響がでないようになっております。それらのサーバー機器は、堅牢な建物(耐震耐火構造の建物)、潤沢なファシリティリソース、高度なセキュリティ、経験豊富な運用スタッフを備えたデータセンターに設置されており、24時間365日で監視運用されております。
加えて、DDos攻撃や外部からの不正な侵入等の脅威に対しては、DDos対策システムの導入やIDS、IPSといった不正侵入防止システムの導入など物理的な対策をしたうえで、それをセキュリティ専門のエンジニアが24時間365日体制で運用しております。
また、定期的に専門業者による脆弱性のチェックを実施して外部からの脅威に備えた改善を続けております。
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