パラボリック
【1】パラボリックとは?
パラボリックはJ.W.ワイルダー氏によって考え出されたテクニカルツールである。このシステムは、常に「ショート(売り)」か「ロング(買い)」のポジション(建て玉)を持つ「途転(どてん)」のシステムである点がポイントとなっている。パラボリックはトレンドの転換点を探るのには有効な手段として位置づけ。一方、トレンドがない相場では有効に機能しないことには留意しておきたい。
【2】パラボリックとポイント
※計算式
SAR1=前日のSAR+AF×(EP-前日のSAR)
SARとは・・・ストップ・アンド・リバース(Stop And Reverse)の略。このレートに「途転」のオーダーを置くことになる(売買転換点を示すストップポイントを示唆する)。仮にトレンドが転換し売りから買いに変わった場合、売っていた期間中での最安値がSARの始値となる。
EPとは・・・・エクストリーム・プライス(Extreme Price)の略。ロングポジションを保有している期間の最高値、またはショートポジションを保有している期間の最安値のことである。
AFとは・・・アクセラレーション・ファクター(Acceleration Factor)の略となる。0.02から始まり、0.02ずつ増加し、0.20を最大値とする(初期値は0.01~0.2の間で設定が可能)。新たなEPがつかない限り、AFが増加することはなく、最大値の0.20を超えることもない。
※チェックポイント
感度を良くしたければAFの値を「大きく」すればいいが、小さな反転でも「途転(どてん)」のサインが出てしまい、チャートの「ダマシ」が多くなる。逆にAFの値を「小さく」すれば、ストップは価格から離れるため「ダマシ」は減ることになるが、変化への対応が遅くなるため見極めが必要となることには留意。
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※「パラボリック」はドル円/ユーロドル/ユーロ円/ポンド円/南アフリカランド(ZAR)円/加ドル(カナダドル)円/豪ドル(オーストラリアドル)円/NZドル(ニュージーランドドル)円の計8通貨ペアで構成されており、「テクニカルレベル一覧」で配信されております。