回帰トレンド
【1】回帰トレンドとは?
回帰トレンドとは、5本の線によって分析を行うテクニカル手法である。ただ、通常のトレンドラインとは異なり、高値・安値を結ぶようなことはせず中心線を基準とし上下に2本ずつ線を引き調整(標準誤差で加減)し、計5本の線からトレンドを探る手法となっている。
【2】回帰トレンドとポイント
※チャートの見方
5本の線の「傾き」と「幅」でトレンドや変動幅を判断する。
線の「傾き」でトレンドを確認
1.相場の変動が小さい(トレンドが出ていない)=5本の線の傾きは「緩やか」
2.相場の変動が大きい(トレンドが発生)=5本の線の傾きは「急」
線の「幅」で変動幅を確認
1.相場が小動き=5本の線の幅が「狭い」
2.相場が上下に振れる動き=5本の線の幅が「拡大」
中心線からの動きで上昇・下落を判断
1.レートは中心線を上抜けて推移=「買いシグナル」
2.レートは中心線を下抜けて推移=「売りシグナル」
中心線からのかい離幅で売買シグナルを判断
1.トレンドが上向きでレートが+2σを超える=「売りシグナル」
2.トレンドが下向きでレートが-2σを下抜け=「買いシグナル」
シグマ(σ)をレジスタンス(抵抗線)・サポート(支持線)
1.レジスタンス(抵抗)=+1σ・+2σ
2.サポート(支持線)=-1σ・-2σ