加重移動平均線
【1】加重移動平均線とは?
加重移動平均線は、価格のウェートを過去に向けて小さくしていく手法である。この手法を用いた場合に効果的なのは、相場が緩やかに上昇するか下降したときとなっており、一方で相場が大きく振れたり、横ばいとなったりした場合には効果的に用いるのは難しいと言われている。
【2】加重移動平均線とポイント
(例)5日加重移動平均線の計算式
加重移動平均線は、過去になるほどウェートを小さくする手法であることから、5日加重移動平均線の場合では、直近の終値を5倍、1日前の価格を4倍・・・という形で過去に遡るほどそのウェート(重み)は小さくなっていく。そして、その合計を倍数の計(今回の5日加重移動平均線の場合は5+4+3+2+1=15となる)で割る。
※計算式
加重移動平均(n)=n×価格(0)+(n-1)×価格(1)・・・+価格(n-1)/1+2+・・・+n
※ n:対象期間 価格(0):直近日の終値