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ATR

【1】ATR(Average True Range)とは?

ATR(Average True Range)とは、ボラティリティ(変動率)を示すテクニカル指標で、相場の動く「大きさ」を判断するときに用いるのが一般的である。トレードに用いる場合、売買シグナルの確認という利用法ではなく、あくまでもボラティリティを判断するツールとして用いる。

【2】ATRとポイント


出所:LION FX  (図)ローソク足とATR

※計算式
ATR=TR(True Range)のn日指数平滑移動平均(EMA)

※n日は14日や20日を用いるのが一般的

・当日の「TR」・・・以下の①~③のうち最大の値幅のものを採用
①当日高値-当日安値
②当日高値-前日終値
③前日終値-当日安値

※チャートの見方
ATRは上記した通り「ボラティリティ」であることから、売買シグナルを発するような性格ものではない。したがって、売買ポイントもないということになる。日々の相場の動向によって拡大・縮小することとなり、変動率が拡大傾向のときにはATRも上昇し、逆に落ち着いた動きは、ATRは小動き(横ばい)となる。注意しておきたいのが著しい上昇のときは短期的に上下の振れる可能性があり、反対に鈍い動きが続いたときも、その反動から相場が急変し急激に振れる展開となる場合があり、レンジブレイクにつながることもあり得る。

■注意喚起

店頭外国為替証拠金取引は、為替レートの変動等による損失発生のおそれがあり、かつ、その損失が預託証拠金を上回ることがあります。また、想定元本と比較して、少額の資金で取引することができるため、多額の利益を得ることもありますが、短期間のうちに多額の損失を被る可能性があります。 スワップポイントは、受け取れる場合もあれば、支払わなければならない場合もあります。また、将来にわたり、保証されるものでもありません。 取引レートは、2way priceです。売値と買値には差があり、その差をスプレッドといいます。取引手数料は無料ですが、スプレッドがお客様のコストとなります。 個人のお客様の必要証拠金は、想定元本× 4%以上の額で、法人のお客様の必要証拠金は、法令等の規定する方法で算出した為替リスク想定比率×想定元本以上の額となります。

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