ウィリアムズ%R
【1】ウィリアムズ%Rとは?
ウィリアムズ%Rとは、名称からもわかる通りラリー・ウィリアムズ氏が考案したオシレーター系テクニカル手法である。一定期間のレンジのなかで、直近の終値が「買われ過ぎ」、「売られ過ぎ」なのかを表す指標である。他のテクニカル手法と比較すれば、ストキャスティクスやRSIといったものと考え方は類似している。
【2】ウィリアムズ%Rとポイント
※計算式
ウィリアムズ%R=100×(当日の終値-n日間の高値)/(当日の安値-n日間の高値)
n;期間は10日や14日が用いられていることが多いようだがこの限りではない
※チャートの見方
一般的な考え方としては、20%以下の水準では「買われ過ぎ」、80%以上の水準では「売られ過ぎ」として認識されている。ただ、この水準については、さらに厳密に判断するために10%と90%とする場合もある。また、「買われ過ぎ」、「売られ過ぎ」ゾーンに張り付いてしまう「ダマシ」も多いことから、それぞれの水準を抜けた段階でシグナルを判断する場合もあり、手法は多様にある。そのほか、移動平均線との組み合わせで弱点を補いながら用いる方法もある。なお目盛が上に行くほど低下し、下にいくほど上昇(逆転)することも他のオシレーター系指標とは違い特徴的な部分である。