平均足
【1】平均足とは?
平均足とは、本来は「1日分」のデータを用いて作成するところを「2日分」のデータを使用して作成するローソク足のことです。前日のローソク足の実体部の中央値を当日の始値として使用し、高値・安値については当日のものを用いる。終値は当日の高値・安値・始値・終値の平均から導き出す。
【2】平均足とポイント
※チャートの見方
・陽・陰線の転換はトレンド転換のシグナル
例;図(下)をみると陽線(赤)から陰線(青)へ、もしくは陰線(青)から陽線(赤)への転換後は比較的同じ色の線が連続していることがわかる。これは上昇もしくは下落トレンドが形成されていることを示唆しているとみることができる。また「陽・陰線とヒゲの組み合わせ」でもトレンドの強弱や転換を判断することができ、「実体部」の長さはそのトレンドの強さを表すとされている。
※陽・陰線とヒゲの組み合わせ
・陽線+上ヒゲ=「強い買いシグナル」
・陰線+下ヒゲ=「強い売りシグナル」
・陽線+下ヒゲ=「売りへの転換が迫っているシグナル」
・陰線+上ヒゲ=「買いへの転換が迫っているシグナル」
※実体部(ローソクの本体部分)の長さ
・前日の実体部より短い=「トレンド転換が迫っているシグナル」
・非常に短い実体部=「トレンド転換のシグナル」