用語集
Glossary

あ行

ASK(アスク)

FXやCFDにおいて、取引業者が「この価格で売りたい」と提示する価格のこと。投資家は提示されたASKレートで買うことになる。反対に、取引業者が買いたい価格をBID(ビッド)という。

ETF

上場投資信託(Exchange Traded Fund)のこと。投資信託の一種だが、取引所に上場しているため個別株と同様に証券会社を通じて取引所で売買することができる。

ETN

上場投資証券(Exchange Traded Note)のこと。ETFと同様に取引所に上場して取引されており、価格が株価指数などの「特定の指標」に連動するように算出されている。一方でETNは金融機関がその信用力をもとに発行しており、裏付け資産を必要としないという違いがある。

移動平均線

過去何日間(または何週間)かの終値の平均値を毎日計算し、その推移を折れ線グラフで表したもの。5日移動平均線の場合、直近5日間の終値の平均値の推移を表す。単純移動平均線、加重移動平均線、指数平滑移動平均線などの種類がある。

陰線

価格の動きをローソク足で表したとき、終値が始値よりも低いことを示す線のこと。例えば5分足の場合、ある5分間で最後についた価格が最初についた価格よりも低い場合に陰線となる。一般的に白黒表示であれば黒色、カラー表示の場合は青色で示される。

インターバンク市場

銀行をはじめとした金融機関のみが参加する、資金の運用と調達を行う市場のこと。銀行間取引市場とも呼ばれる。「市場」と呼ばれているが実際に取引所があるわけではなく、電話やネットワークを通じて取引されている。コール市場、手形売買市場、東京ドル・コール市場などがある。

円高

米ドルなどの外貨に対する日本円の価値が相対的に高い状態のこと。外貨1単位を買うために支払う円がより少ない状態を指す。例えば米ドルと日本円を交換する際、1ドルを買うために100円を支払う場合と、1ドルを買うために125円を支払う場合を比較すると、前者のほうが円の価値が高いと言える。

円換算レート

円を外貨に替える際の為替レートのこと。

円安

米ドルなどの外貨に対する日本円の価値が相対的に低い状態のこと。外貨1単位を買うために支払う円がより多い状態を指す。例えば米ドルと日本円を交換する際、1ドルを買うために100円を支払う場合と、1ドルを買うために125円を支払う場合を比較すると、後者のほうが円の価値が低いと言える。

終値(おわりね)

ある期間の取引で、最後に成立した売買価格のこと。基本的には1日を基準の期間とするが、期間を1週間や1か月で取った場合、「週の終値」、「月の終値」という場合もある。反対に、ある期間の最初についた価格を始値(はじめね)と呼ぶ。

か行

買戻し

売りポジションを決済する(売りポジションを減じる)ために行う買付取引のこと。

カウンターパーティー(CP)

FXやCFDなどのデリバティブ取引で、相手先の金融機関を指す。

価格調整額

参照原資産が先物のCFDに発生し、先物の限月が切り替わる際に発生する差額を調整するためのもの。当社のLION CFDでは、取扱銘柄のうち、商品先物を原資産とするCFD(WTI原油、ブレント原油、天然ガス)にのみ価格調整額が発生します。

カバー取引

取引業者が顧客から注文を受けた後、注文と同じような内容の取引を別の金融機関と行うこと。例えば投資家が取引業者との間でA銘柄10万円分の買い注文を約定した場合、取引業者は投資家から10万円受け取ることになる。その後A銘柄の価格が15万円まで上昇した時点で投資家が取引業者との間で15万円分の売り注文を約定すると、取引業者は投資家に15万円を支払わなければならず5万円損をしたことになる。 上記の例のように、投資家と注文が約定した後に価格が変動した際に損失を被る可能性がある為、取引業者は投資家から注文を受けた場合は他の金融機関に同様の注文を発注し、価格変動による自社のリスクを回避する。

株価指数

複数の株価を一定の式を用いて数値化したもので、株式市場全体の値動きを表す指標のこと。

為替レート

通貨の交換を行う際の交換レートのこと。

機関投資家

顧客から集めた資金を運用・管理する法人投資家の総称。機関投資家には生命保険会社、損害保険会社、投資信託、年金基金などがある。一般的に機関投資家は一度に大きな額をまとめて取引するため、市場に与える影響も大きい。

キャピタルゲイン

保有している資産を売却したことによって得られる利益のこと。例えば10万円で購入した株式が12万円に値上がりした際に売却すると、2万円の売買差益が生じる。この利益のことをキャピタルゲインという。

キャピタルロス

保有している資産を売却したことで発生する損失のこと。例えば10万円で購入した株式が8万円に値下がりした際に売却すると、2万円の売買差損が生じる。この損失のことをキャピタルロスという。

強制決済

取引業者が任意の価格や時間において、顧客の建玉を強制的に決済すること。ロスカット判定は常に行われているのに対し、強制決済はあらかじめ期日が決められている場合が多い。当社のLION CFDでは、ETF CFD銘柄にコーポレートアクション等が発生した場合に強制決済となる可能性があります。

金利調整額

参照原資産が現物のCFDの建玉を翌日以降に持ち越す(オーバーナイトする)ことで発生する。当社のLION CFD取扱銘柄のうち、株価指数、ETF、先物ではない商品を原資産とするCFD銘柄(金スポット、銀スポット)に金利調整額が発生します。

限月

オプション取引や先物取引における、ある商品を取引できる期間のこと。オプション取引や先物取引は商品ごとに取引できる期間が決まっており、例えば3月に期限が満了する取引であればその限月は3月となり、「3月限(ギリ)」と呼ぶ。

原資産

株式、債券、為替など、先物やオプション、スワップといったデリバティブ取引の対象となっている資産のこと。

現物取引(げんぶつとりひき)

株式や債券などの有価証券を取引時点の価格に基づいて売買する、通常の取引のこと。先物取引と区別する際に用いられる。

権利調整額

原資産となる株価指数の構成銘柄、ETFに配当・分配金が発生した際に、CFD保有者が配当・分配金の権利を享受するために付与または差し引かれる調整額のこと。売りポジションを保有している場合は支払い、買いポジションを保有している場合は受け取ることができる。当社のLION CFD取扱銘柄のうち、LION CFD(証券)には権利調整額が発生します。

コーポレートアクション

直訳は「企業活動」だが、その中でも株数や株価などに影響を与える財務上の意思決定を指す。コーポレートアクションには株式分割、株式併合、株式移転、第三者割当増資等がある。当社のLION CFDでは、ETF CFD銘柄にコーポレートアクション等が発生する可能性があります。

さ行

CFD

差金決済取引(Contract For Difference)の略で、新規取引と決済取引の価格差を損益として受け取る取引。FXと同じ仕組みであり、FXの取引対象が「外国為替」のみであるのに対し、CFDは「株価指数」や「ETF」、「コモディティ(商品)」まで、幅広く取引できる。当社のLION CFDでは、株価指数CFDとETF CFD及び商品CFDを取扱っています。

先物取引(さきものとりひき)

将来のある時期にある価格で売買することをあらかじめ約束する取引。例えばA株を1年後に10万円で買う約束をした場合、1年後のA株の実際の株価に関わらず10万円で買い取らなければならない。1年後の実際の株価が12万円になっていれば2万円分得をし、反対に8万円に下がっていれば2万円損することになる。今後どのように価格が変動するか分からないものに対して前もって取引する価格を決めておくため、価格変動リスクを回避できるという利点がある。

差金決済取引

英語では「Contract For Difference」、CFDのこと。

時価総額

上場株式を株価で評価した場合に、どのくらいの金額になるのか表したもの。通常「株価×発行済株式数」で計算される。当該銘柄の市場における規模を示すものとしても用いられる。

時価評価額

金融資産の価値を現在の価格に換算したもの。取引価格は日々変動するため、時価評価額は購入時よりも上昇したり、下落したりする。

証拠金取引

一定額の証拠金を差し入れ、それを担保として行う取引。

上場投資信託

ETF(Exchange Traded Fund)のこと。

商品(コモディティ)

投資の世界における商品(コモディティ)とは、金・銀等の貴金属、原油や天然ガスなどのエネルギー、コーンや大豆・小麦などの農作物を指す。

信託保全

金融商品取引業者が投資家から預かった証拠金や取引による損益を自社の資産と区別して信託銀行に預けて管理すること。そのため万が一取引業者が破綻したとしても、投資家の資産は保全される。信託保全は法律により国内のすべての金融商品取引業者に義務付けられている。

スプレッド

売値(Bid)と買値(Ask)の価格差のこと。

スリッページ

注文発注時に表示されている現在レートまたは指定したレートと、実際に約定したレートの差のこと。投資家がパソコンやタブレットから発注した注文はサーバーを通して取引業者に送られるが、この1秒にも満たないわずかな時間に価格が変動し、結果的に注文時と約定時の価格に差が生じることがある。

た行

高値(たかね)

ある期間の中で一番高い値段のこと。期間は1日、1週間、1か月、1年など様々な期間で用いられる。反対に最も安い値段のことを安値(やすね)という。

建玉(たてぎょく)

注文が約定した後に反対売買されずに残っている未決済分のこと。ポジションともいう。

転売

買いポジションを決済する(買いポジションを現実)ために行う売付取引のこと。

追加証拠金

約定後に相場の変動等により、取引業者が指定した証拠金額を下回った場合に追加で差し入れなければならない証拠金のこと。追証(おいしょう)ともいう。当社のLION CFDには追加証拠金制度はなく、有効証拠金が必要証拠金を下回った時点でロスカットとなります。

提示レート

取引業者が投資家に提示するレート。投資家は提示されたレートで取引を行う。

デリバティブ取引

通貨や株式等から派生した取引のことで、金融派生商品ともいう。派生した元となる金融商品に依存して価格が決定される。FXやCFDもデリバティブ取引の一種。

店頭デリバティブ取引

証券取引所や金融取引所などの取引所を介すことなく、証券会社などの金融取引業者と相対して取引するデリバティブ取引のこと。

投資信託

たくさんの投資家から資金を預かり、それを専門家が運用して得た利益を投資者に還元する金融商品。広く「投信(とうしん)」とも呼ばれている。

取引所取引

証券会社を通じて証券取引所に注文を出して行う取引。日本での株式売買は取引所取引が中心となっている。

な行

値嵩株(ねがさかぶ)

株価の水準が高い銘柄のこと。明確に定義されているわけではないが、一般的に1株5,000円以上の銘柄を指す。

は行

BID(ビッド)

FXやCFDにおいて、取引業者が「この価格なら買いとれる」と提示する価格のこと。投資家は提示されたBIDレートで売ることになる。反対に取引業者が売りたい価格をASK(アスク)という。

pip(ピップ)

「percentage in point」の略で、価格の変動幅を表したり、スプレッドの単位として用いられる。1pipがいくらを表すかは通貨によって異なります。

始値(はじめね)

ある期間で最初についた価格のこと。期間が1日の場合は寄付(よりつき)ともいう。反対に、ある期間の最後についた価格は終値(おわりね)と呼ばれる。

反対売買

保有しているポジションに対して反対の取引を行うこと。例えばA株の買いポジションを保有している場合、そのポジションを売って損益を確定させることをいう。売ポジションを保有している場合は買い戻して損益を確定させることをいう。

必要証拠金

取引する際に担保として口座に預け入れなければならない最低限の資金。必要証拠金は銘柄によって異なる。

浮動株(ふどうかぶ)

発行されている株式の中で市場に流通する可能性の高い株式、つまり一般の投資家が日々売買する株式のことを指す。一方企業や金融機関が常時保有している株式は市場に出回りにくく、浮動株に対して「固定株」と呼ばれる。浮動株が多い銘柄は売買がしやすいため流動性が高く、反対に浮動株が少ない銘柄は流動性が乏しいため少しの売買で価格が大きく変動することがある。

ベンチマーク

運用成果の指標として用いる基準のこと。投資信託は投資対象とする商品や市場の各種指数を用いることが多い。たとえば、日本株式に投資する投資信託であれば、TOPIXや日経平均株価などの指数を用いたりする。

ポジション

建玉のこと。買いポジションをロング、売りポジションをショートとも呼ぶ。

ま行

未実現損益

保有している建玉に発生している損益のこと。決済が完了していないため確定はしていないが、現時点で見込まれる損益。

や行

約定(やくじょう)

売買が成立すること。株取引の場合、A株を買いたいと考えても売ってくれる投資家がいなければ取引は成立しない。買いたい投資家と売りたい投資家の条件が合致し、取引が成立した状態を約定という。

安値(やすね)

ある期間で最も安い値段のこと。期間は1日、1週間、1か月、1年など様々な期間で用いられる。反対に、最も高い値段を高値(たかね)という。

有効証拠金

保有しているポジションを決済した場合に見込まれる損益(評価損益)を口座に預託している証拠金残高に加えたもの。

陽線

価格の動きをローソク足で表したとき、終値が始値よりも高いことを示す線のこと。例えば5分足の場合、ある5分間で最後についた価格が最初についた価格よりも高い場合に陽線となる。一般的に白黒表示であれば白色、カラー表示の場合は赤色で示される。

呼び値

株などを売買する際の、最も小さな価格の変動幅を指す。例えば呼び値の単位が5円の銘柄は、100円、105円、110円...と5円刻みに価格が変動し、「103円」のような5円刻みの価格以外で取引することはできない。

ら行

Lot(ロット)

最低売買単位のこと。1Lotでどれくらいの量の取引ができるかは各取引業者が決定し、それ以下の単位で取引することはできない。

リクィディティプロバイダー

市場において流動性を提供する金融機関のこと。

流動性

ある市場における取引量のこと。流動性が高いほど取引量が多いため取引が成立しやすく、流動性が低いと取引量が少ないため取引が成立しづらくなる。

両建(りょうだて)

同一銘柄で売りポジションと買いポジションを同時に保有すること。双方のポジションを同時に保有することで、価格が上昇しても下落しても、一時的に損失の拡大を防ぐことができる。一方でスプレッドや調整額を2倍負担することになるためコストがかかるなどのデメリットがある。経済的合理性を欠く恐れがあることから、両建は推奨されていません。

レバレッジ

少ない資金でより大きな額の取引ができること。株価指数CFDではレバレッジは最大10倍のため、最大で資金の10倍の額まで取引ができる。資金が1,000円なら10,000円分、10,000円なら100,000円分の取引が可能。その他にも商品CFDでは最大20倍、株式CFDでは最大5倍までのレバレッジをかけることができる。

ローソク足

株価などの値動きを1本のローソクのような形で表現したもの。1本のローソク足で始値、終値、高値、安値を視覚的に表現できる。ローソク足は大きく分けて陽線と陰線の2パターンに分類される。

ロスカット

価格が急激に変動し損失が膨らんだ際に、取引業者が強制的に決済して損失の拡大を防ぐ制度。ロスカットが執行される基準は業者ごとに設定されている。LION CFDでは有効証拠金額が必要証拠金を下回った時点でロスカットが執行されます。

ロールオーバー

先物取引などの取引期限が決まっている商品において、取引最終日までに保有しているポジションを決済して期限が先の商品に乗り換えること。

<注意喚起>

当社の取扱う店頭CFD取引は、元本や利益を保証した金融商品ではなく、原資産の価格の変動、為替レートの変動等やレバレッジ効果により元本を上回る損失発生の可能性があります。株価指数関連CFD取引及び先物ではない商品を原資産とするCFD取引は、金利調整額が発生しますが、(買建玉を保有している場合は支払い、売建玉を保有している場合は受取り)、金利水準が各国の経済事情や政治情勢等様々な要因を反映するため変動するので、売建玉を保有している場合でも、当社への支払いとなることがあります。加えて、ETFを原資産とするCFD取引では、原資産となるETFの調達が困難な状況下で借入金利調整額が発生することがあり、売建玉を保有している場合に支払いとなります。また、株価指数関連CFD取引は配当金・分配金の権利確定日の取引終了時点で建玉を保有していた場合、権利調整額が発生します(一般に買建玉を保有している場合は受取り、売建玉を保有している場合は支払い)。但し、原資産となる株価指数自体が配当金を考慮している指数の場合等は、使用するリクイディティプロバイダーによって、売建玉を保有している場合は受取り、買建玉を保有している場合は支払いとなる場合があります。株価指数関連CFD取引の原資産にコーポレートアクション等が発生した場合は、当社は原則、決済期日を定めた上で新規建て注文を停止します。建玉を決済期日までに決済されなかったときには、当該建玉は当社の任意で反対売買により強制決済されます。この他、商品先物を原資産とするCFD取引は、決済期限がなくお取引いただけるように、日々ロールオーバーを行い、自動的に決済日が翌営業日以降に繰り延べられ、当日の取引終了時における未決済ポジションに対して当社が定めた価格調整額が発生します。取引におけるお客様のコストは、スプレッドとなり、相場急変時や流動性が低下時等、大きく広がる場合があります。個人のお客様の必要証拠金(取引において最低限必要である資金)は、想定元本(株価指数関連CFDの場合、基準値×1.1×取引数量×1Lotあたりの取引単位×円転換レート、商品CFDの場合、基準値×1.2×取引数量×1Lotあたりの取引単位×円転換レート)を算出し、株価指数関連CFDの場合10%、商品CFDの場合5%以上を乗じた額となり、レバレッジは想定元本÷必要証拠金で算出されますので、それぞれ最大10倍・20倍となります。
取引に当たっては、契約締結前交付書面をよくお読みいただき、内容をご理解の上、ご自身の判断により取引を行っていただきますようお願いいたします。