なぜなにCFD
Question

お客様から寄せられた質問をご紹介

Q.CFDは何を対象に取引しているのですか?

Answer

CFDは株券や金・原油といった取引対象(原資産)を直接保有せず、原資産の値動きに連動するレート(数値)を取引します。CFDは株価指数・個別株・ETF・商品(コモディティ)・債券・外国為替など様々なものを取引対象とすることができます

Q.CFD取引はなぜ売りからも取引ができるのですか?

Answer

株取引などの場合、株式の「買い」取引を行って(株式を購入して)保有し、その後「売り」の取引を行って(購入した株式を売却して)損益を確定させます。一方CFDは差金決済取引と呼ばれ、取引対象(原資産)を直接保有せず、売値と買値の差額のみで取引を行うため、「売り」からの取引が可能です。

Q.金利調整額が発生するのはなぜですか。

Answer

株価指数関連CFD(株価指数やETFなどを原資産とするCFD)、先物ではない商品を原資産とするCFD(金スポット、銀スポットなど)のポジションを保有するために金利がかかり、その金利は一日当たりの金利分を計算し、日々、金利調整を行なうからです。なお、当社のLION CFDでは原則として、金スポット・銀スポットは水曜日に、それ以外は金曜日に3日分の調整金が発生します。

Q.権利調整額(配当調整額・分配金調整額)が発生するのはなぜですか?

Answer

CFDの原資産に配当金・分配金が発生した場合、CFDのポジション保有者にも配当金・分配金を受け取る権利を付与するからです。
取引業者は原資産に発生した配当金・分配金を参考に権利調整額(配当調整額・分配金調整額)を決定し、保有しているポジションの数に応じて買いポジションを保有している場合は権利調整額(配当調整額・分配金調整額)を受取り、売りポジションを保有している場合に権利調整額(配当調整額・分配金調整額)を支払います。

Q.価格調整額が発生するのはなぜですか?

Answer

取引しているCFDの原資産となる先物が決済期限を迎えたときに、次の決済期限の先物へ乗り換えた際に発生する価格差を調整するためです。
先物には決済期限があり、決済期限を迎えると取引できなくなります。原資産の値動きに連動するレート(数値)を取引対象としているCFDにおいても、原資産の価格が生成されない以上取引を継続することはできません。継続して取引をするためには原資産である先物が決済期限を迎える前に次の決済期限の先物へ乗り換える必要があります。ところが決済期限の異なる先物の価格は異なるため、CFDのレート(数値)にも差が生まれ、次の決済期限の先物へ乗り換えるだけで損益が発生することになります。この損益を相殺するため、価格調整額を受け取ったり、支払ったりします。受け取りとなるのか、支払いとなるのかは先物の価格関係と売っているのか、買っているのかのポジションの状況によって異なります。

Q.スプレッドが急に広くなるのはなぜですか?

Answer

市場で経済動向を左右するような急激な変動があった際、市場の流動性が低下するからです。
なお、LION CFDのスプレッドは固定ではありません。

Answer

CFD取引では、一般的に現物を取引対象とするCFD取引と先物を取引対象とするCFD取引があり、取引業者によってどちらを取引対象とするかは異なり、取引対象によって発生する調整額の種別が異なるからです。
株価指数CFDの場合、現物を取引対象とするCFD取引は、金利調整額と配当・分配金によって生じる権利調整額が発生します。一方、先物を取引対象とするCFD取引では、決済期日を設けてない場合、限月間の価格差を調整するための価格調整額が発生します。

なお、当社のLION CFDでは以下の通りとなります。

Q.調整額がプラスの時とマイナスの時があるのはなぜですか?

Answer

LION CFDでは、調整額は一般的に以下のように計算されます。
その結果、計算された調整額がマイナスであれば支払い、プラスであれば受取りとなるからです。
買い建玉を保有している場合
-前日終値×(市中金利+仲介金利)÷日数+配当=調整額
売り建玉を保有している場合
前日終値×(市中金利-仲介金利)÷日数-配当=調整額

一例として、日本N225の前日終値が30,000円、市中金利(年利)2.5%、当社での仲介金利が2.5%で配当なしの時に買い建玉を1日、持越しした場合、
-30,000×(0.025+0.025)÷365+0=-4.10958...
となり、1Lotあたり4.10958...円を支払うこととなります。

なお、LION CFDの調整額は価格調整額・金利調整額・権利調整額で構成されており、その内訳は以下の通りです。

Q.1Lotあたりスプレッドは何円ですか?

Answer

スプレッドはBID価格とASK価格の差から算出されます。
円建ての銘柄の場合、(BID価格とASK価格の差)×1Lotあたりの取引単位で算出されます。
外貨建ての銘柄の場合、(BID価格とASK価格の差)×1Lotあたりの取引単位×為替レートで算出されます。
銘柄ごとの取引単位はこちらをご確認ください。

Q.CFDとFXの違いは何ですか?

Answer

CFDとFXでは取引対象が異なります。
CFDは取引対象(原資産)を直接保有せず、原資産の値動きに連動するレート(数値)を取引しますが、その取引対象は金や原油などの商品(コモディティ)、株価指数、ETF、債券、外国為替など様々です。FXはドルやユーロなど通貨を取引対象としています。

Q.権利調整額はいつ付与されますか?

Answer

権利調整額が付与されるタイミングは銘柄ごとに異なります。
株価指数を原資産とするCFDでは原資産の構成銘柄に配当が発生した場合、ETFを原資産とするCFDでは原資産であるETFに分配金が発生した場合に権利調整額が付与されます。

<注意喚起>

当社の取扱う店頭CFD取引は、元本や利益を保証した金融商品ではなく、原資産の価格の変動、為替レートの変動等やレバレッジ効果により元本を上回る損失発生の可能性があります。株価指数関連CFD取引及び先物ではない商品を原資産とするCFD取引は、金利調整額が発生しますが、(買建玉を保有している場合は支払い、売建玉を保有している場合は受取り)、金利水準が各国の経済事情や政治情勢等様々な要因を反映するため変動するので、売建玉を保有している場合でも、当社への支払いとなることがあります。加えて、ETFを原資産とするCFD取引では、原資産となるETFの調達が困難な状況下で借入金利調整額が発生することがあり、売建玉を保有している場合に支払いとなります。また、株価指数関連CFD取引は配当金・分配金の権利確定日の取引終了時点で建玉を保有していた場合、権利調整額が発生します(一般に買建玉を保有している場合は受取り、売建玉を保有している場合は支払い)。但し、原資産となる株価指数自体が配当金を考慮している指数の場合等は、使用するリクイディティプロバイダーによって、売建玉を保有している場合は受取り、買建玉を保有している場合は支払いとなる場合があります。株価指数関連CFD取引の原資産にコーポレートアクション等が発生した場合は、当社は原則、決済期日を定めた上で新規建て注文を停止します。建玉を決済期日までに決済されなかったときには、当該建玉は当社の任意で反対売買により強制決済されます。この他、商品先物を原資産とするCFD取引は、決済期限がなくお取引いただけるように、日々ロールオーバーを行い、自動的に決済日が翌営業日以降に繰り延べられ、当日の取引終了時における未決済ポジションに対して当社が定めた価格調整額が発生します。取引におけるお客様のコストは、スプレッドとなり、相場急変時や流動性が低下時等、大きく広がる場合があります。個人のお客様の必要証拠金(取引において最低限必要である資金)は、想定元本(株価指数関連CFDの場合、基準値×1.1×取引数量×1Lotあたりの取引単位×円転換レート、商品CFDの場合、基準値×1.2×取引数量×1Lotあたりの取引単位×円転換レート)を算出し、株価指数関連CFDの場合10%、商品CFDの場合5%以上を乗じた額となり、レバレッジは想定元本÷必要証拠金で算出されますので、それぞれ最大10倍・20倍となります。
取引に当たっては、契約締結前交付書面をよくお読みいただき、内容をご理解の上、ご自身の判断により取引を行っていただきますようお願いいたします。