流動性リスクと取引時間外のリスク
Liquidity Risk and Risk After Trading Hours

流動性リスク

流動性...市場での取引量のこと

流動性がある...取引量が多く、取引がしやすい状況

流動性が低い...取引量が少なく、取引がしにくい状況

取引対象となる原資産の市場は、各国の祝祭日や経済動向、取引時間帯等によっては、銘柄の種類を問わず、流動性が低くなる場合があります。

Q:

では、流動性が低いとどうなるのでしょうか?

A:

<カバー先>
流動性が低い状況での取引は、カバー先自身がリスクを背負うことにもなりかねないため、積極的に取引をしたくないと考え、レートを配信しなかったり、配信したレートの売りレートと買いレートの差を大きく広げたりします。
<お客様>

◎レートが配信されなければ、取引を行うことができません。値幅制限がないため、レート配信が再開した時点で、ロスカット値を超えてしまっている場合があります。

◎取引量が少ないため、約定しなかったり、不利なレートで約定したり、ロスカットを含む意図した取引ができない場合があります。

◎流動性が低い状況での取引は、預託された資金を上回る損失発生の可能性が非常に高くなります。

Q:

レートが配信されていた時点では、ロスカット値に達していたのに、約定しないまま、レートが配信されなくなりました。ロスカットはどうなるのでしょうか?

A:

レートが配信されなければ、約定しません。

Q:

その後、レート配信が再開したら、ロスカットはどうなるのでしょうか?

A:

レート配信が再開された時点の市場レートで成行決済となります。

◎特に流動性が低い状況では、スプレッドが大きく開くことやレートが配信されないこと、また、レートが配信されている場合であっても、ロスカットを含む取引が約定しないこと等があり、お客様の預託された資金の元本割れまたは元本を上回る損失発生の可 能性があります。
また、流動性が著しく低くなることにより、証拠金の引き上げ、最悪の場合レート配信がなくなり、お取引ができなくなる可能性が ありますので、特に流動性が低い状況でのお取引につきましてはお控えいただきますようお願いいたします。

取引時間外のリスク

金融市場、商品市場が一般に取引を行っていない週末(*)に様々な状況が生じ、金曜日の終値から大きく乖離したレートで月曜日の取引が開始する場合や取引対象である金融商品や商品の取引時間内・時間外にかかわらず、様々な状況が生じ、終値や直近のレートから大きく乖離したレートで取引が開始する場合があります。このような場合、ストップロス注文やロスカットが予定損失額を上回る可能性、また預託された資金の元本を上回る損失発生の可能性があります。また、IF-DONEやIF-OCO注文などでは、新規注文を逆指値で指定されている場合、新規約定レートが指定レートから大きく乖離して約定することにより、予想に反して損失となる場合があります。週明けまでポジションを保有される場合、リスクを十分ご理解の上、ご自身の判断においてお取引ください。

週末(*)とは、...日本時間の土曜日の朝(取引終了時)から月曜日の朝(取引開始時)までのことをいいます。


<取引開始時間と終了時間>

取引時間 開始時間(日本時間) 終了時間(日本時間)
採用時間 米国標準時間 米国サマータイム 米国標準時間 米国サマータイム
LION CFD
(証券)
株価指数CFD 月~金曜日午前8:00 月~金曜日午前7:00 翌午前7:00
(土曜日は午前6:30)
翌午前6:00
(土曜日は午前5:30)
ETF CFD 月~金曜日23時33分 月~金曜日22時33分 翌午前5時57分 翌午前4時57分
LION CFD
(商品)
商品CFD
(ブレント原油を除く)
月~金曜日午前8:00 月~金曜日午前7:00 翌午前7:00
(土曜日は午前6:30)
翌午前6:00
(土曜日は午前5:30)
商品CFD
(ブレント原油)
月~金曜日午前10:00 月~金曜日午前9:00

<メンテナンス等の時間(日本時間)>

システム名 曜日 メンテナンス等の時間
LION CFD 火曜日~金曜日 ・ロールオーバー時(日本時間:米国標準時間採用時は午前6時59分頃、米国サマータイム採用時は午前5時59分頃)に、日締め作業のため15分(最大30分)程度通信が切断され、再ログインが必要となります。
土曜日 ・取引終了後、メンテナンスを実施する場合がありますが、予め弊社ホームページにてお知らせいたします。

*メンテナンス中はログインが出来る場合もありますが、発注、注文の取消・変更、クイック入金などの操作を行うと不具合が生じる可能性があります。
*上記以外の時間帯に臨時メンテナンスを行う場合があります。臨時メンテナンスを行う場合は当社ホームページの「メンテナンスニュース」に掲載いたします。

また、以下に記載している時間帯の前後やそれ以外の時間帯は流動性が乏しくなる可能性があり、レートが配信されず取引がで きない、約定しない、不利なレートで約定するなど意図した取引ができない可能性があります。


<以下の時間帯の前後・時間帯以外で流動性が乏しくなる可能性があります>

ユーロE50 【米国東部標準時間適用時】09:15~翌06:00
【米国東部夏時間適用時】09:15~翌05:00
ドイツD30 【米国東部標準時間適用時】09:15~翌06:00
【米国東部夏時間適用時】09:15~翌05:00
英国F100 【米国東部標準時間適用時】10:00~翌06:00
【米国東部夏時間適用時】09:00~翌05:00
フランスC40 【米国東部標準時間適用時】16:00~翌06:00
【米国東部夏時間適用時】15:00~翌05:00
香港HS 10:15~13:00、14:00~17:30、18:15~翌04:00

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<注意喚起>

当社の取扱う店頭CFD取引は、元本や利益を保証した金融商品ではなく、原資産の価格の変動、為替レートの変動等やレバレッジ効果により元本を上回る損失発生の可能性があります。株価指数関連CFD取引及び先物ではない商品を原資産とするCFD取引は、金利調整額が発生しますが、(買建玉を保有している場合は支払い、売建玉を保有している場合は受取り)、金利水準が各国の経済事情や政治情勢等様々な要因を反映するため変動するので、売建玉を保有している場合でも、当社への支払いとなることがあります。加えて、ETFを原資産とするCFD取引では、原資産となるETFの調達が困難な状況下で借入金利調整額が発生することがあり、売建玉を保有している場合に支払いとなります。また、株価指数関連CFD取引は配当金・分配金の権利確定日の取引終了時点で建玉を保有していた場合、権利調整額が発生します(一般に買建玉を保有している場合は受取り、売建玉を保有している場合は支払い)。但し、原資産となる株価指数自体が配当金を考慮している指数の場合等は、使用するリクイディティプロバイダーによって、売建玉を保有している場合は受取り、買建玉を保有している場合は支払いとなる場合があります。株価指数関連CFD取引の原資産にコーポレートアクション等が発生した場合は、当社は原則、決済期日を定めた上で新規建て注文を停止します。建玉を決済期日までに決済されなかったときには、当該建玉は当社の任意で反対売買により強制決済されます。この他、商品先物を原資産とするCFD取引は、決済期限がなくお取引いただけるように、日々ロールオーバーを行い、自動的に決済日が翌営業日以降に繰り延べられ、当日の取引終了時における未決済ポジションに対して当社が定めた価格調整額が発生します。取引におけるお客様のコストは、スプレッドとなり、相場急変時や流動性が低下時等、大きく広がる場合があります。個人のお客様の必要証拠金(取引において最低限必要である資金)は、想定元本(株価指数関連CFDの場合、基準値×1.1×取引数量×1Lotあたりの取引単位×円転換レート、商品CFDの場合、基準値×1.2×取引数量×1Lotあたりの取引単位×円転換レート)を算出し、株価指数関連CFDの場合10%、商品CFDの場合5%以上を乗じた額となり、レバレッジは想定元本÷必要証拠金で算出されますので、それぞれ最大10倍・20倍となります。
取引に当たっては、契約締結前交付書面をよくお読みいただき、内容をご理解の上、ご自身の判断により取引を行っていただきますようお願いいたします。