ロスカットとは?
What is loss cut?

ロスカット

ロスカットとは、損失の拡大を防ぐために、所定の水準の損失が発生した時点で、強制的に損失を限定させる取引のことをいいます。

ロスカットの仕組みを簡潔に説明いたしました。ロスカットとは、損失を限定させるために行うものですが、マーケットの状況によっては、元本以上の損失発生の可能性がありますので、ご注意ください。
所定の水準の損失が発生した時点とは、有効証拠金が必要証拠金を下回った時点のことになります。

ロスカットを防ぐには、有効証拠金にゆとりを持たせる方法があります。

余剰金のゆとりにより、わずかなCFD価格の変動によるロスカットを防ぐことができます。
CFD取引では、ゆとり資金の預け入れや取引数量を調整することで、お客様自身により、リスク(損失)管理を行うことができます。

ロスカットの計算方法

基本式

・有効証拠金...取引証拠金に評価損益を加減算したもの
・必要証拠金...ポジションを維持するために必要な金額
・ロスカット基準...有効証拠金が必要証拠金を下回った時点

買ポジションを保有している場合

余剰金を計算した時のレート-ロスカットまでの値幅=ロスカット値

売ポジションを保有している場合

余剰金を計算した時のレート+ロスカットまでの値幅=ロスカット値

各具体例について

■ 日本N225の具体例
日本N225を30,000円で10Lot買った場合で、有効証拠金が35,000円の場合
有効証拠金...35,000円
必要証拠金...30,000円

35,000円(有効証拠金)-30,000円(必要証拠金)=5,000円(余剰金)
5,000円(余剰金)÷10Lot(保有数量)=500円(ロスカットまでの値幅)
買ポジションを保有しているので、30,000円-500円=29,500円(ロスカット値)
日本N225が29,500円を下回った時点でロスカットです。

■ 米国D30の具体例
米国D30を31,000ドルで10Lot売った場合で、為替レートが1ドル=110円、有効証拠金が50,000円の場合
有効証拠金...50,000円
必要証拠金...34,000円

50,000円(有効証拠金)-34,000円(必要証拠金)=16,000円(余剰金)
余剰金をドルに換算すると16,000円(余剰金)÷ 110円=約145.5ドル
145.5ドル(余剰金)÷10Lot(取引数量)=14.55ドル(ロスカットまでの値幅)
売ポジションを保有しているので、31,000ドル+14.55ドル=31,014.55ドル(ロスカット値)
米国D30の呼び値は0.1ドルなので31,014.6ドルになった時点でロスカットです。

ロスカットルール

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取引にあたっては、契約締結前交付書面をよくお読みいただき、内容をご理解の上、ご自身の判断により取引を行っていただきますようお願いいたします。